水泳の選手コースに進むのが遅いからといってダメでは決してない
2019/03/11
水泳を習っているとコーチから選手コースへのお誘いがありますが、進むのが遅いとその分遅れをとってしまうのではないか、本当は向いていないのではないかと心配になります。
確かにコーチに早くから推薦された子は泳ぎも上手く、将来有望だからきっと早い段階で声が掛かったんだろうと思ってしまいますが、選手コースに遅い早いは実際関係ないことがわかりました。
水泳の選手コースは遅いよりも早い方がいいの?と悩む必要はありません。
頑張る子供を信じて応援してあげましょう。
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この記事の目次
水泳の選手コースは遅いよりも早い方がいいのか
お子さんが水泳を習っている場合、選手コースも視野に入れている方も多いですよね。
選手コースに入る時期は人それぞれです。
コーチから声がかかって入ると思いますが、声を掛けるタイミングはコーチに寄って違うからです。
単純にタイムだけを重視するコーチもいますし、フォームやメンタル面なども重視するコーチもいます。
同じくらいのタイミングで水泳を始めている子が先に選手コースに入ってしまったり、反対に自分の子が早いタイミングで声をかけられたりすることもあります。
すると少しの不安が生じてしまうかもしれません。
個人的には選手コースに入るのは、早い方が良いと思っています。
水泳はコンマ数秒を競う様な世界です。
ある程度までは皆が同じようにタイムを縮めて行きますが、それより先は才能も必要でしょうが、環境や練習量によってかなり差が出ると思うからです。
ただし、早すぎて他の選手と体格や体力面で差が大きいと、練習についていけないということがありえます。
そうなると怒られたり指摘される回数が増えますから、メンタルの弱い子なら嫌になることも十分に考えられますよね。
そのため、一概に早い方が良いとは言えませんが、そういう環境に早くから身を置くことは悪いことではないと考えています。
水泳の選手コースに進むのが遅いからダメではない、水泳を楽しめるかどうかがポイントになる
個人的には選手コースに入るのは早い方が良いと思っていますが、遅いからダメとも思っていません。
あくまでも、そういった環境に早くから慣れるのは良いと考えているということです。
早くから選手コースに進んで挫折してしまう選手もたくさんいます。
反対に遅くに選手コースに入っても、一気にタイムを縮めて躍り出てくる選手もいます。
どの様なスポーツも一緒ですが、才能があるだけでは一流にはなれません。
上まで上り詰めるためにもっとも大切なのは「続ける事」です。
人の倍以上の優れた才能があれば、もしかすると普通の練習でも凄いタイムを出せるのかもしれません。
しかし、大抵の選手は厳しい練習をたくさんこなして、やっと勝てるようになるのです。
この練習を続けられる事が出来なけば、どんなに素晴らしい才能でも宝の持ち腐れとなってしまう事でしょう。
「続ける」のに必要なのは、水泳を楽しむセンスです。
楽しくなくては続けるのが難しいですよね。
もし、お子さんの才能を最大限に引き出して上げたいと思うなら、「楽しむセンス」を磨いてあげましょう。
水泳の選手コースに遅い早いはない
水泳の選手コースに入る時期はコーチによって決められますから、本人や親が選ぶことは難しいですよね。
もし、とっても早くに声がかかったとしても、それが良いと言うわけでもありません。
早くに声がかかると、親もその気になってしまいますよね。
しかし、小学生の時に早いからといって、これからもずっと早いとは限らないのです。
小学生のうちはまだ体も出来上がっていませんから、誰にでものびしろがあります。
選手コースに声がかかったのが遅かったとしても、嘆く必要は全くありません。
親も子供も謙虚な気持ちを忘れずに、練習に励んだ人の方が、より良い選手となることでしょう。
水泳の選手コースで頑張る子供に親としてできること
水泳の選手コースで子供が頑張っているなら、親としてできることは応援団長でいることです。
子供は他のたくさんの選手と一緒に競い合っています。
周りがどんどん早くなる中、自分の子供のタイムが伸びないと焦りを感じる方もいらっしゃいますが、それは子供に良い影響を与えません。
叱咤激励という言葉もありますが、メンタルが弱っていると逆効果となる場合もあるでしょう。
「負ける恐怖」が生じてしまうと、挑戦することを諦めてしまうようになってしまいます。
それよりも一生懸命に練習に励む我が子を認めて、出来るようになると信じて応援してあげましょう。
親はとにかく子供の味方でいることが大切です。
おおらかなスタンスで今の子供の頑張りを認める姿勢の方が、子供は練習に集中することが出来ます。
水泳の選手コースの辞め時は?子供の意見を尊重しよう
水泳の選手コースで頑張っていても、将来水泳選手にならないもしくは慣れそうに無い場合には、「水泳を辞める」ことを考える日がやってきますよね。
小学生なら、中学生になる時が「辞めること」と考える一つのタイミングではないでしょうか。
中学生になると勉強も難しくなり、部活などを始めたいと思う子も多いです。
中学や高校受験を機に辞める人も多いように思います。
あとは、他の習い事を始めたり、そちらに力を入れたくなったときなどでしょうか。
いくつかタイミングがあると思いますが、重要なのは水泳をしている本人の意見です。
子供が小学生くらいだと、ついつい親が出しゃばって意見を言いたくなりますが、一つのことをずっと続けられる人はそう多くはありません。
長年一つのことに打ち込めるのは「才能」です。
もし、子供が続けたいというのであれば、その才能を伸ばしてあげてください。
たとえオリンピック選手にはなれないとしても、いつかその才能が生かされる日が来ると思います。
水泳の選手コースには入る時期が早いと、早くから環境に慣れる事が出来ますが、早ければ良いと言うわけではありません。
早くに選手コースに入って潰れてしまう選手もいますし、遅咲きの選手もいます。
タイミングで言えば、子供の体格やメンタルが充実した頃がもっともベストだと思います。
しかし、残念ながら選手コースに入るのはコーチ次第なところがありますから、どの様なタイミングで選手コースに入るとしても、おおらかなスタンスで応援してあげましょう。