カクレクマノミがイソギンチャクに入らない。気長に待とう
2019/04/04
カクレクマノミとイソギンチャクの戯れを見たい。なのに、カクレクマノミがイソギンチャクに入らない。
こればかりは、どうすることもできないのです。
気長に見守りましょう。
イソギンチャクは移動しますので、カクレクマノミが見つけにくいのも原因の一つです。
今回は、みんなの夢『イソギンチャクに戯れるカクレクマノミ』を実現させるためのコツをご紹介します。
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この記事の目次
カクレクマノミがイソギンチャクに入るところが見たい!入らないこともある
カクレクマノミといえば、アニメ映画でその存在が一躍有名になったためご存知の方も多いでしょう。オレンジと白の縦縞が特徴的なカクレクマノミですが、我が家の息子も水族館に行くたびに、水槽の前で長々とそのかわいらしい姿を飽きずに眺めています。
子供だけでなく大人からも人気が高いカクレクマノミを、自宅で飼い始めたいと考えた時に、まずはじめに浮かぶのはイソギンチャクに隠れたカクレクマノミの姿ではないでしょうか?実際に飼ったからには、カクレクマノミという名前の通り、イソギンチャクの中に入って姿を隠すところを見てみたいのに、いっこうにイソギンチャクの中に入らないこともあるようです。
実は、全てのカクレクマノミが無条件でイソギンチャクの中に入るわけではありません
カクレクマノミと相性が良いのは、主にハタゴイソギンチャクやセンジュイソギンチャクといった種類のイソギンチャクなのですが、いきなり素人が飼育するのは難しいそうです。
初めはなかなか思いどおりにイソギンチャクに近づいてくれなくても、水槽の環境に徐々に慣れてくると、いつしか自然にイソギンチャクに隠れるようになるカクレクマノミもいる反面、中には全くイソギンチャクの中に入らないケースもあるのだとか。
カクレクマノミがイソギンチャクに入らない。考えられる理由
そもそもイソギンチャクは、飼うのが難しい生き物だとされています。
イソギンチャクは移動する生き物
一見すると生き物というよりは、海藻に近いように見えるかもしれませんが、イソギンチャクの飼育が難しいとされている理由は主に、とても強い毒性を持っているという点です。それに加えてイソギンチャクは自分勝手に好きな場所に勝手に移動してしまうという点も、イソギンチャクの飼育をさらに難しくしているのです。
たとえばカクレクマノミを飼う際に、水槽の中にイソギンチャクとサンゴを離して入れたとします。ところが、毒のあるイソギンチャクが勝手に移動してしまうことによって、イソギンチャクの毒に触れてサンゴがダメになってしまう可能性が高くなるのです。
このイソギンチャクが移動してしまうことによって、カクレクマノミが安心して隠れるための定位置になりにくいということが、カクレクマノミがなかなかイソギンチャクに入らない理由だとも考えられます。
カクレクマノミと相性が良いとされるハタゴイソギンチャクですが、その見た目とは裏腹に魚を捕獲する能力が極めて高いため、水槽内にいるカクレクマノミ以外の魚を食べてしまう可能性が高いというところが問題でしょう。さらにこのハタゴイソギンチャクは、水槽の中でもどんどん大きく育ってしまうので、気軽に飼ってしまうと大きくなりすぎて困るというデメリットもあります。
カクレクマノミと共存させたいのならサンゴイソギンチャクがおすすめ
カクレクマノミと相性が良いハタゴイソギンチャクよりも、飼育が比較的簡単なのが、サンゴイソギンチャクです。
初心者の方には、まずはサンゴイソギンチャクをおすすめします
サンゴイソギンチャクも、他のイソギンチャクと同様にただ水槽に入れただけでは自由に移動してしまいますので、ライブロックを使って一つの場所に定着させます。
ライブロックとは
周りにびっしりと微生物やバクテリアが生えた岩のことで、それを総称してライブロック(生きた岩)と呼びます。サンゴイソギンチャクがすぐに移動してしまわないよに、ここでは平らなライブロックではなく、枝状に入り組んだものを使いましょう。
ハタゴイソギンチャクと比較すると、サンゴイソギンチャクの毒性はそれほど強くありませんが、水槽内でサンゴと共生させるためにもやはり勝手に移動しないように、ライブロックでなるべく一ヶ所に定着させる必要があります。
カクレクマノミがすぐにイソギンチャクと戯れることもある。入らないモヤモヤについて
アクアショップで購入してきたカクレクマノミの中には、すぐにイソギンチャクの中に入って戯れる場合もありますが、中にはしばらく経っても一向に入らないケースもあります。これに対して海で育った天然のカクレクマノミの場合は、水槽に入れた途端にイソギンチャクと戯れだすことも多いのだとか。
その理由としては生まれた時から水槽内で飼育されていたカクレクマノミにとっては、イソギンチャクの中に入って外敵から身を隠す必要性もないため、イソギンチャク=安心できる場所だという認識が薄いということが考えられます。
海で育った天然のカクレクマノミの場合でも、ハタゴイソギンチャクやセンジュイソギンチャクの中には喜んで入っていくことが多いのに対して、その他のイソギンチャクにはなかなか入っていかないこともあるため、せっかくカクレクマノミがイソギンチャクと戯れる姿が見られると期待していたのに、それが叶わずにガッカリしてしまうことも少なくないのです。
カクレクマノミがイソギンチャクに刺されない理由について
サンゴがイソギンチャクの毒でダメになってしまうのに対して、ではどうしてカクレクマノミはイソギンチャクに触れても平気なのでしょうか?
それは、水中のマグネシウム濃度が大きく関係していると言われています。そもそもイソギンチャクは、全ての生物に対して毒を出すわけではありません。水中のマグネシウム濃度よりも濃度が低いものが自分に近寄ってきた時に限って毒を吐くため、体の周りをマグネシウム濃度の高い粘液で覆っているカクレクマノミは、イソギンチャクに近寄ってもけっして毒の影響を受けることがないのです。
カクレクマノミはイソギンチャクに隠れることによって、外敵から姿を隠すだけでなく、マグネシウム濃度の低い生物はイソギンチャクに近づくことができないため、結果的にイソギンチャクがカクレクマノミを守ってくれていることになるのです。
なかなかカクレクマノミがイソギンチャクに入らない場合には、他の生き物を一緒の水槽に入れることで、隠れる必要を感じてイソギンチャクの中に入るようになることもありますので、ぜひ試してみてくださいね。