使用済み切手の寄付をするのはなぜ？使い道や切り取り方の方法

使用済み切手の寄付を集めるのはなぜなのでしょうか？

そもそも使用済み切手にはどんな価値があるのでしょうか？その使い道とはどんなことなの？

また、使用済み切手を寄付するときに、切り取るときはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか？そのポイントとは？

そこで、使用済み切手の寄付について、使い道や切り取り方のポイント、他にも未使用の切手についてなどもまとめてみました。

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なぜ使用済み切手を集めるの？寄付になるの？

使用済みの切手やテレホンカードの寄付を募る告知を、見かけたことはないでしょうか。

以前よりは少なくなったと感じますが、今でもときどき目にします。使用済みの切手は海外の切手収集家に販売することで収益を上げ、その売り上げを寄付するというものです。日本国内でも記念切手や海外の古切手を販売するショップがあります。

最近はほとんど使われなくなったテレホンカードですが、一時は切手からシフトしたコレクターもおり、ピーク時には使用済みでも、かなり高額な値がついたことがあります。初期のテレホンカードやレアな人気タレントの写真がデザインされた物は、使用済みでも相当な価格がついたんだとか。

しかし、最近はテレホンカードはもちろん、切手コレクションの人気も下火になり寄付としてもどれほどの金額が集まるのかは不明です。

ただ、切手もテレホンカードも未使用・残高があるものにはその分の価値がありますから、活用されていることもあるようです。

集めて寄付に…というと、学校でPTAなどが率先して集めていたベルマークを覚えている方もいると思います。しかし、最近では集めるのをやめている学校も増えているようです。

なぜ使用済み切手を寄付するのか？使い道は？

郵便局の窓口では、使用済み切手を入れる箱が用意されている場所もあります。任意のボランティア団体が寄付を目的に収集していることもあります。

使用してしまった切手には、額面の価値はありません。数枚集めただけでは、ほとんど価値はありません。ただ、大量に集めてkg単位になると一定額で換金することができるのです。

一人で集めていても限界がありますが、団体や地域、インターネットやメディアで全国に呼びかければ相当数集まることが考えられます。

これは世界中の切手コレクターに購入してもらうためのものなのです。切手は、国や地域で公式に発行されたものであれば全て記録が残っています。

世界中にはさまざまな物を集めるコレクターが存在しますが、発行記録がきちんと残っている切手は収集がしやすく、古くから熱心なコレクターがいます。「King　of　Hobbies(趣味の王様)」と言われるほど、歴史があり多くのこれコレクターがいます。

新たに発行される切手の中には、コレクターのために発行される切手も多くあるほどです。

しかし、海外の切手などは個人で購入・入手するのが難しい場合もあり、こうした人たち向けに使用済み切手を回収して販売用のものを作ることで利益になるのです。

なぜ使用済み切手が寄付になるのか？切り取り方のポイント

使用済みであってもコレクターには需要がある使用済み切手。未使用ならともかく、使用済みに価値があるなんて不思議な気がします。

しかし、使用済み切手の状態によっては「より価値のあるもの」になり得るのです。めったに入手できない消印の押された切手などが良好な状態であれば、高値で取引されることがあるのです。

使用済み切手の収集に協力するのであれば、正しく切手を切り取ることが大切です。

切手は貼られている封筒からはがしたりせずに、封筒ごと「台紙付き切手」の状態で切り取ります。このとき、切手の周囲は５mm～１cm程度予余白を残して切ります。消印がある場合には、消印を丸ごと残して切り取りましょう。

寄付しようとする団体に、送り方などを確認しておくことをおすすめします。団体によっては、「外国のものと日本のものは分けておいて欲しい」ですとか、「切手の額面別に分類して欲しい」といった要望がある場合もあります。

たとえ珍しい切手ではなくとも換金可能なケースもあるので、状態がよければ一通り集めておくといいでしょう。

使用済み切手は動物のためにもなる？

使用済み切手は、多くの団体で収集しています。

捨て猫や捨て犬を減らすことを目的とした、動物愛護団体や盲導犬推進のための団体。その他福祉目的のボランティア団体なども活動資金のために、使用済み切手を受けつけていることがあります。

海外の難民支援や植林・植樹などの自然保護や平和活動など、調べてみるとたくさんの団体が該当します。

その中で、自分が共感する団体や過去の経験などから縁がありそうな団体など、気になったところに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

切手だけでなく、不要になった日用品などを受け付けている場合もあるので、ご家庭で眠っているものや、捨てようと思ったものでも活用できるかもしれません。

インターネットで検索するとホームページやSNSなどでも、そういった活動を行う団体を調べることが可能です。

使わない切手やはがきは郵便局で交換できる！

部屋の片付けをしていて、古い切手やハガキが未使用のまま見つかることはありませんか？年賀状の残りなどを忘れて、そのままにしているケースは少なくないのではないでしょうか。

未使用であれば切手は額面のまま使えますし、ハガキなども不足分の切手を貼れば使用することは可能です。

しかし、何枚も切手を貼るのは面倒だったり、何年も前の年賀ハガキはやっぱり使いにくいと感じたら郵便局で１枚当たり５円の手数料を支払えば新しい切手やハガキと交換できます。

また、金券ショップで買い取ってもらうという方法もあります。

ただ、10円以下の商品は額面の５割の手数料がかかってしまうため、額面の小さい切手がたくさんあるという場合には、あまり得ではありませんね。

手数料で交換できるのは、通常の切手、官製はがき、往復はがき、レターパックなどです。手数料に違いもありますので、詳細については郵便局の窓口などで問い合わせてみましょう。