エビが水槽から飛び出してしまう原因と飛び出しを防ぐ方法を紹介

アクアリウムで飼育する生き物でエビを飼育している方も多いでしょう。
エビの数が少なくなっている、床の上にエビが落ちているといった経験はありませんか？
どうやらエビが水槽から飛び出してしまったようです。

エビが水槽から出てしまうことはよくあるようですが、どんな対策があるのでしょうか？
やはりフタをしたほうが良いのでしょうか。水位をさげたり、ネットをかぶせるなどの対策方法を紹介します。

また飛び出してしまう原因も確認しておきましょう。

アクアリウムの水槽から生き物が飛び出してしまうのはエビだけではありません。
どんな生き物が飛び出してしまうのかも紹介します。

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水槽からのエビの飛び出しはよくある事。対策を紹介

照明の光が直接水面に降り注ぎきれいだという理由でのオープンアクアリウムが人気です。ただ色々な問題があります。

蓋をしない水槽で起こること

泳いだり水草や水槽内の飾りの中を行き来する魚を見ているととてもいやされますね。そんな魚たちを次の日見てみると数が減っていたりいなくなってそまっている、そんな経験はありませんか？

魚は人間の想像よりもずっと跳躍力があり、水槽から飛び出してしまうことも珍しくありません。

魚の中でもよく飛び出しやすいと言われる種類も存在します。ゆっくり泳いでいるだけと思ってしまうドジョウやアロワナ等もジャンプする魚です。

そして魚以外ではエビもよく水槽から飛び出してしまうのです。

エビの飛び出しを防ぐ対策方法

対策その１

水槽の上の部分にふたをする。
ふたのついている水槽であればそのままで問題ありませんがない場合はアクリル板や下敷きのような素材のものを水槽のサイズにカットし上にかぶせる。また網のような細かいネット、排水溝ネットのような素材のようなものをかぶせる。大掛かりなものではなくまずは手軽にふたを自作してみるのはどうでしょうか？

対策その２

水槽内の生体の数を減らす。
水槽の大きさに対し生き物の数が多い過剰飼育だと、居場所がなくなり喧嘩をしたりストレスを感じ動きも激しくなるので、水槽を増やすなどで飛び出しを予防する必要があります。

対策その３

温度の調整をする。
エビは水温の変化などにびっくりして飛び出すことがあります。一定した温度管理をする事で驚いて飛び出すことは解消できるでしょう。

エビが水槽から飛び出してしまう原因とは

エビはどういった事が原因で飛び出してしまうのか、お話します。

エビが飛び出してしまう原因

環境があっていない

水質が悪かったり、水温が合っていない場合どこか快適で適温な場所へ移動しようとしてしまいます。そんな時思いもよらない跳躍力を発揮します。
エビにとって好ましくない状況のとき飛び出します。

びっくりしたとき

水温の変化により体がびっくりしたり、他のエビと遊んでいて勢い余って飛び出したりします。

水面の何かを見つけたとき

水面に浮かぶえさや小さい水草などを水に沈む前のえさと勘違いし、食べようとしたときに勢い余って飛び出てしまうことがあります。

エビの習性

ヤマトヌマエビというエビは海から渓流まで上ってくるという強靭な体の持ち主です。水槽の中ではなにか足場を探し簡単に登ってくることができるくらいの体力です。
水槽の角のシリコン素材の場所を使って上る事もあるそうです。水草も考えて配置し、育てなくてはいけませんね。

エビの水槽からの飛び出しを防ぐ方法

エビの飛び出し防止にはどんな方法があるでしょうか？

水槽にあらかじめついている蓋が景観を損ねるため素敵にしたい、電気の光を通したいなどの理由で蓋を支度ないい場合は、蓋代わりにラップをかけるのもおすすめです。その際は空気が循環するよう数箇所小さな穴を開けておくようにします。または水槽の大きさのガラスをかってきて必要とされる箇所をカットし上にのせると電気も通り、飛び出しも防ぐ事ができます。
メッシュ素材のものであれば水槽内に通気もあり脱走の防止にもなります。

エビが飛び出さないような水位を考える

エアーポンプ、ろ過装置、水草などの水位との関係が必要な場合もありますが水槽ギリギリまでいれてしまうと飛び出しやすい環境になってしまいます。なるべくそれぞれに影響がないくらいの水位にしましょう。ただ上で説明したふたでメッシュのものは水槽内の水の蒸発もはやく少なめにした水が減ってしまう恐れもあるので、蒸発の可能性のあるふたを使用した際は水位の管理をまめにしましょう。

足場となり得るものがあると水槽から脱走してしまう

ヒーターの線やエアーポンプの線など色々な線はエビの障害物になり脱走の手足助をしてしまいます。それらはなくしてはならないもののためやはりふたをして脱走を防ぐと良いでしょう。

多頭飼や過剰飼育の場合も飛び出してしまう

他の種類の魚とエビとの愛称があわない場合ストレスと感じてしまったり、水槽内の数が多く居場所の確保がむずかしくストレスとなる場合があるので、水槽内の環境も考えてあげるといいでしょう。

ヤマトヌマエビは障害物を登って外へ飛び出すこともある

ヤマトヌマエビは自然界では流れてくる水に立ち向かっていくくらいファイターな性格です。そんなファイターがどんなものを障害物にしているのでしょうか？

水槽の角にある接続部のシリコンまでもを一生懸命登る事があります。エビは足の力が強くこのような全く予想もつかない角のシリコンまでも使って脱走を試みるのです。
ただエビは途中で力尽きて最後まで上りきるような事はあまり無いようです。もし上までのぼっていてもそこから先はシリコンのような足場はありませんのでそれ以上先に進む事はできないでしょう。

水草はエビにとっては人間の木登りのような足場となる

選び放題で上りあがれる格好の脱走アイテムの一つです。

だからといって水草をなくするのもどうかと思いますよね。そのときは水位を減らし、ジャンプした先で再び水面に落ちるという状況を作りましょう。

これらのように水槽内のシリコン部分や水草などを足場にしてまでエビは登ります。エアーポンプのエアーの量がエビにとってはファイター心をくすぐられる強めな量になっていると先に紹介した水流に反して進んでいくエビは向かって進んでいる場合があります。エアーの量も確認する事をお進めします。

水槽から飛び出しする危険が高い生き物

ヤマトヌマエビのようにジャンプ力に優れていたり、飛び出し能力が高い生き物は他にいるのでしょうか？

水槽から飛び出しやすい生き物

ハチェット

ハチェットは水槽をコンコンと叩くだけでも飛び出す臆病な性格です。
普段は水面付近をゆったりと泳いでいますが驚くと空中にジャンプします。

アフリカンランプアイ

アフリカンランプアイのジャンプ力は２メートル以上あり、そんな隙間でも潜り抜け飛び出てしまいます。びっくりしたときと水質の変化によりジャンプすると考えられます。

プラティー

小さな音にでも反応してしまう臆病な魚種です。驚いた事による飛び出しが多いです。

エビの仲間

ヤマトヌマエビのほかにミナミヌマエビも飼育可能なエビです。
ミナミヌマエビは小さなサイズで、穏やかな性格です。また繁殖も簡単なため小さいうちから育てるという楽しみもあります。
飼育も簡単なため色々な小魚と一緒の飼育も可能なため飼い易い種類です。
しかしヤマトヌマエビと同じように飛び出すこともあるので水量や上部の蓋などの管理をおすすめします。