猫のトライアル期間が中止とならない為にはどんな準備が必要なの

猫のトライアルが中止となるパターンとはどんなときなのでしょうか？

お家に猫を呼ぶときにはどんな準備が必要なのでしょうか？また、どんな心構えが必要なのでしょう？

どんなに、準備をしても中止となってしまうこともあるでしょう。最終的には、人が判断することですが猫のトライアル期間前や期間中はこんなことに気をつけましょう。

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猫のトライアルが中止となりやすいのは？

猫のトライアル（お試し期間）が中止となりやすい場合は、「先住猫」が居る場合です。

先住猫が居る場合の猫のトライアルは、先住猫にとっても、預かった猫にとってもストレスとなります。

預かった猫が子猫である場合、子猫は好奇心旺盛で人見知りをしないことが多いですが、一般的な猫の多くは、縄張り意識が強く、自分の縄張りに知らない猫や人が侵入することを激しく嫌がります。

そのため、預かった猫が子猫であっても成猫であっても、自分の縄張りを荒らされたら攻撃の姿勢になることが多くトラブルの原因となってしまいます。

また、子猫であれば、その好奇心旺盛な性格から、初対面でも先住猫にちょっかいを出すこともあるため、先住猫が居る場合にはトライアルが中止となりやすいのです。

先住猫が居るけど猫のトライアルをしたい場合には、預かる猫と先住猫を対面させることのないように配慮をする必要があります。

先住猫はリビング、預かった猫は寝室など部屋を分けたり、また、先住猫がドアを開けて預かった猫が居る部屋に入らないように対策することも大切です。

また、先住猫は、違う部屋に猫が居ることに匂いなどで気付き、次第に興味を持ち始めます。
先住猫が攻撃態勢じゃなくなったら、ゲージ越しに会わせてみると良いでしょう。

猫は、基本的に最初は相手を威嚇し怒りますが、時間をかけることで仲良くなっていくパターンが多いです。

そのため、いきなり会わせるようなことはせず、徐所に慣れさせていくようにしましょう。

猫のトライアルを中止しないで過ごすには？

猫のトライアルを中止しないためには、「猫の行動」についてしっかりと勉強しておくことが重要です。

猫を飼っている方、前に飼ったことがある方などは、猫の行動について知っていると思いますので勉強の必要はありませんが、初めて猫を家に迎え入れる場合には、猫についてある程度知っておく必要があります。

そこで、猫について知っておくべき点をまとめてみました。

1. 猫の性格によってはとても好奇心旺盛な子も居るため、カーテンなどによじ登ることがあります。
2. 毛繕いで毛玉を飲み込むことがあるため、定期的に吐き出すことがあります。
3. 発情期の場合には、鳴き声が大きいことがあります。また、夜中や明け方に夜鳴きすることがあります。
4. 爪とぎを壁やソファーなどでする場合があります。
5. 子猫の場合、歯がむず痒いことからコードなどを噛むことがあります。

アパートやマンションなど、賃貸で住んでいる方は特に注意が必要です。

隣の部屋の人に鳴き声で迷惑にならないような対策、退去時に壁などの修理費用がかからないような対策など、猫を預かる前に、猫について調べ知識をつけておくことが大切です。

猫のトライアルを中止せざるをえない部屋とは？

せっかく猫をトライアルすることで飼い主さんと話しがまとまったのに、部屋の環境が悪いとトライアルが中止となってしまう場合があります。

どんな部屋環境だとトライアルが中止になってしまうのかをご紹介します

猫のトライアルが中止となってしまう部屋の特徴

1. 猫にとって有害となる物が猫の届く範囲に置いてある。
2. 玉ねぎなどの葱類・チョコレート類・観葉植物など、猫の体にとって害が及ぶものが猫の届く範囲に置いてある場合には注意が必要です。
3. 網戸や窓・ドアなどに不具合がある。猫が脱走できる可能性が少しでもある環境の場合はトライアルが中止となる可能性があります。
   網戸は破れていないか、ドアに不具合はないかなどを事前に確認し、修理が必要な場合は済ませておきましょう。
4. 落下すると猫が怪我をする可能性があるものが置いてある。
   鏡や、本、グラスなど、猫が誤って落としてしまった際に、猫が怪我をしてしまわないような対策が必要です。
   他にも、電気コードを噛んでも問題ないように配線コードをつけたり、トイレの設置場所に気を配ったりなど、猫が安心して過ごせる環境を作っておいてあげることが大切です。

猫のトライアル中止は環境や性格を考えてのもの

猫をトライアルしたくても、飼い主さんから返事が返ってこなかったり、お断りされることもありますよね。

名前や住所、家についての環境や家族構成など、より詳しく個人情報を飼い主さんに知らせることも多く、知らせたのに飼い主さんから返信が無かったり、お断りされると嫌な気持ちになることもあるかもしれません。

ですが、逆の立場になって考えて見て下さい。

自分が保護した大切な命がトライアルによって何か起きるかもしれません。
そう考えると、預け先にも慎重になるのではないでしょうか。

トライアルが中止になったり、お断りされるのは、飼い主さんが猫のことを考えて決めたことであることを理解してあげましょう。

あなたの人間性に問題があるわけではなく、あなたの住宅環境で猫が快適に暮らせることができるのか？という点を考えた結果であることを理解してあげることが大切なのです。

成猫のストレスとなるならトライアルは中止しよう

トライアルする猫が成猫の場合、ストレスが原因でトライアルが中止となってしまう場合があります。

猫は、多頭飼いするのであれば、成猫になってからよりも子猫のうちから一緒に住ませたほうがうまくいくと言われているように、成猫になってからの同居は性格の不一致などが原因でうまくいかない場合があります。

相性が悪いことは、猫のストレスを感じる大きな原因となってしまい、多大にストレスを抱えてしまうと体調を崩してしまう場合などもあります。

一方で、子猫の場合であっても、生まれてからの期間が短いため子猫の性格を完全に知ることができません。

猫をトライアルする際は、預かる環境をしっかりと考えた上でトライアルをする必要があります。

また、既に先住猫が居る場合などは、トライアルを約束している場合であってもお断りされることもあるので、それも頭に入れておくようにしましょう。