マクロ経済とミクロ経済の違いは理論や視点が異なる
2018/08/20
マクロ経済、ミクロ経済という言葉を聞いたことはあるでしょうか。経済学の用語ですが、新聞などにもたびたび登場しています。
その違いは、ミクロ経済はより私たちの生活に近い経済活動であり、マクロ経済はもっと大きな国家の予算などの視点で分析されます。
そもそもミクロ、マクロの言葉の意味とあわせて知っておきましょう。
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この記事の目次
「マクロ」と「ミクロ」はスケール(大小)の違い
経済論の前に、まずマクロとミクロの違いとは何なのでしょうか?
マクロとは、辞書で調べる限り、大きなとか巨大、巨視的という言葉が出てきます。
一方ミクロとは、小さなとか微小、微視的と言う意味です。
この点から考えると、マクロは、非常に多い視点、ミクロは非常に小さな視点という対比した関係上にあると分かります。
ひとつの事柄や事実、またデータを対極的に捉えることをマクロ的な視点と言います。全体的視点という感覚です。細かい動向や数値を積み重ね、結論を導き出すことをミクロ的な視点を言います。細かな一時的な視点という感覚です。
要するに、マクロはすごく大きい、ミクロはすごく小さいというのがポイントです。
マクロとミクロの単位には、こんなに違いがあります
ミクロという言葉は英語ではありません。ミクロは英語ではマイクロといいます。単位としては100万分の1をあらわします。単位で使う場合には、マイクロ秒や、マイクロメートルという表現を使うため、ミクロとは言いません。
世界的な単位としては、マクロより小さなものもあり、順番にあげるとマクロ、ナノ、ピコ、フェムト、アト、ゼブト、ヨクトとなります。
マクロは大きなスケールをあらわす言葉ですが、具体的な数値としては使われません。スケールを単位であらわすときには、ギガやテラなどが使われます。
PCのハードディスクの容量はメモリをあらわすときには、メガやギガという言葉が良く使われます。
1メガとは100万をあらわしています。また1ギガは10億をあらわしています。1ギガバイトは1000メガバイトであり、10億バイトという訳です。
ハードディスクの容量を表すのに、メガやギガだけでなく、最近はテラも使われるようになっています。PCを購入するときにはカタログなどのハードディスクのサイズを確認することで、どのくらいたくさんのデータ保存できるのか知ることができます。
マクロ経済とミクロ経済は、その視点に違いがある
経済学の用語には、マクロ経済とミクロ経済という言葉がよく使われます。経済学の主要分野であるこの2つの違いはいったいどういったことなのでしょうか?
そもそも、マクロ経済とミクロ経済は扱うデータの種類と研究対象が違っています。
マクロ経済とは、経済全体にかかわる事象を研究する学問になります。
GDP国内総生産や失業率のような、国全体の経済データを扱うのが特徴です。国民所得、投資、貿易収入、インフレなども対象となります。
ミクロ経済に比べ、分析する手法も複雑といえます。国単位の大規模な収支分析を研究していきます。
ミクロ経済とは、それぞれの家庭や、企業の支出や損益などのデータを扱います。需要と供給のバランス関係を研究することが主となります。
家計の消費額や1つの企業の意思決定のプロセスやその法則、その相互関係について細かいデータを分析して研究し、全体の経済業況を調べるのが、ミクロ経済の目的と言えます。
上記のように、ミクロ経済とマクロ経済ではアプローチの方法が変わってきます。
マクロ経済は「理論的」、ミクロ経済は「実践的」という違い
理論的学問であるか実践的学問であるかと言う点で、マクロ経済かミクロ経済か違ってきます。
マクロ経済はGDP国民総生産、国民所得、物価、貯蓄、消費、投資などをはじめとする、実際の統計データをもとにして、分析、研究が進められます。データに基づいて、物事を明らかにする為に、考え調べられているため、実体経済に適合しているといえます。
実際のところミクロ経済では、現実経済で起っている不況や失業を、上手く説明して対処することができません。よって、マクロ経済学のほうが、実際の世の中で活用しやすいと言えます。
ミクロ経済学は、物価の変化のメカニズムや、その影響を受ける市場の生産者や企業、消費者や個人の経済行為を分析する分野であり、実際の経済では必ずしも成立しない分野を前提として、理論を築き上げています。
また、ミクロ経済学は合理的な経済人を前提にして、主に価格の決まり方を分析します。価格は、市場において消費者と生産者のやりとりで決まります。
消費者と生産者は、お互い自分自身の利益が最大になるように行動するという前提で分析するため、ミクロ経済学では、実際の経済では成立しない状況が前提となる場合があります。
経済学を学ぶながらマクロとミクロ、どちらからが良い?
果たして、マクロ経済とミクロ経済、どちらから勉強したほうが良いのでしょうか?
これには正解はありません。ミクロ経済から勉強したほうが良いという人もいれば、マクロ経済から勉強を始める大学もあったりします。
新聞などで報道される、自国の経済が抱える経済問題を理論的に考えたいのであれば、マクロ経済から勉強するほうが良いでしょう。現実と理論の違う部分が把握でき、経済学に対しても興味が深まることでしょう。
一概にどちらからはじめたほうが良いとは言えませんが、頭に入りやすいほうから始めたみるほうが、自身の経済学への興味を深めることができるのは確かと言えるでしょう。