フクロモモンガのケージを自作する場合のポイントと注意点
2019/04/07
フクロモモンガを飼育している方の多くは、ケージを自作しています。
それは、フクロモモンガ専用のケージが少ないことが一番の理由ですが、皆さんそれぞれフクロモモンガが安全に快適に過ごせるよう、工夫を凝らしたケージを作っているようです。
そこで今回は、フクロモモンガのケージを自作する場合のポイントと注意点について解説します。
DIYが得意であれば自作可能です。ぜひチャレンジしてください。
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この記事の目次
フクロモモンガのケージを自作する時に知っておきたい、アクリル製と金網製それぞれのメリットとデメリット
フクロモモンガ専用のケージが少ないため、自作する人も多いと思いますが、ケージを自作するならケージの材質にも着目しましょう。
フクロモモンガのケージ向いている材質
主にアクリル製と金網製の2種類です。それぞれメリットとデメリットがあるのでご紹介します。
金網製ケージのメリット
金網はその見た目通り風通しが良いので通気性に優れています。また捕まりやすい形状をしているので、フクロモモンガが金網に飛びついて捕まることが出来ますし、おもちゃなどをぶら下げるのも簡単に取り付け出来ます。専用ケージの価格で比べるとアクリル製よりもお手頃です。
金網製ケージのデメリット
通気性が良い半面、ケージの外の温度変化に影響されやすいです。フクロモモンガの適温は24~27度なので、保温器具を取り付けたり、エアコンで一定温度に設定した部屋に置くなどして温度調整が必要になります。そしてフクロモモンガのアグレッシブな行動で餌や排泄物が金網をすり抜けて外まで飛んでしまうことがあります。排泄物などが金網に付着して錆びやすくなります。錆びたらケージを交換しなければいけません。
アクリル製ケージのメリット
面で囲うので保温性に優れていて、温度変化が金網製より穏やかです。隙間がないため餌や排泄物が外に飛び散る心配はありません。金網製だと錆びの心配がありますが、アクリル製はその心配がないので長く使えます。金網のように視界を邪魔しないので、水槽のようにクリアに中のフクロモモンガを見ることが出来ます。
アクリル製ケージのデメリット
面で囲われていてケージ内の温度が高くなっても暖気が逃げないので、高温になりすぎないように冷房を効かせるなどして高温になりすぎないように注意が必要です。通気性が良くないのでにおいもこもりやすくなります。餌や排泄物が外に飛ばない分、壁に付くので定期的に丸洗いが必要になります。おもちゃの取り付け位置が限られていて自由度が低いです。専用ケージの価格で比べると金網製よりも高価なものが多いです。
フクロモモンガのケージを自作するなら、アクリル製がおすすめ
トイレのしつけの事を考えるとアクリル製のケージがお勧めです。フクロモモンガは、基本的に決められた場所でトイレをする犬や猫のようにはいきません。慣れれば決まった場所で大体は出来るようになるこもいますが、基本的に自由です。
そんなトイレトレーニングが難しいフクロモモンガは、金網製ケージのデメリットでもご紹介した通り、ケージの外にまで排泄物が飛ぶこともあります。
アクリル製のケージは排泄物が外に飛ばずに壁がガードしてくれます
壁に排泄物が掛かるので、定期的に洗う必要がありますが、アクリル製のケージだと丸洗いが出来て掃除が簡単です。アクリルの壁についた汚れは目に見えやすいので、掃除のタイミングも分かりやすいです。
金網製のケージだと、網目が粗いとフクロモモンガが抜け出して脱走する恐れもあります。
また、金網製のケージを選んだ場合は、温度調節や排泄物が飛び散るのを防止するためにもケージカバーをアクリルで作るのがお勧めです。アクリル素材でケージがすっぽり入るサイズのケージカバーを作って、保温や冷却の装置を付ければ、フクロモモンガにとって快適な温度に保つことが出来ます。
ただ、金網製のケージの外にアクリルのカバーを付けるくらいなら、やっぱりアクリル製のケージひとつの方が手入れも楽だと思います。
フクロモモンガのケージを自作する際の注意点
フクロモモンガはケージの外に出すことも出来ますが、基本的にケージの中で生活することになりますので、出来るだけ快適に生活できる環境を整えてあげましょう。
ケージを自作する場合は高さを設けましょう
野生のフクロモモンガは基本的に木の上で生活していて、地上にはめったに降りません。フクロモモンガにとっては木の上にいた方が安全なので、ケージの中でも床に降りてくることは少ないです。
高い場所にいた方が安心感があり、高い場所で基本的に生活をしますので、ケージも縦長にして、上の方に生活スペースを作ってあげます。
縦長のケージにしても下部分が使われないなら、正方形でも良いのでは?と思ってしまいますが、ケージの中の世界において下の無駄な空間があると地面より離れていることを意味します。地面より離れた空間にいると思えることが、フクロモモンガには安心出来るので、縦長のケージにしましょう。
他には止まり木やおもちゃ、巣箱などを付けてケージ内でフクロモモンガが移動することが出来るようにします。ケージの大きさ自体は止まり木やおもちゃを付けても余裕のあるスペースが確保できるサイズにしましょう。
フクロモモンガは木などを齧ります。金網でケージを作る場合は、金網にメッキなどの加工がしてあると齧ったときに飲み込んでしまう恐れがあるので、避けましょう。網目も細かい物を使ってください。
フクロモモンガに必要な食器と給水ボトルの選び方
フクロモモンガのケージの中には餌を入れる食器や給水ボトルを設置します。餌を入れる食器は小動物用のエサ入れを使っても良いですが、100均などの食器を使っても大丈夫です。
ただ、体の小さなフクロモモンガに大きな食器を使ってしまうと、食器の中に入ってしまう可能性があります。食器の中に入れたミルクや汁で体が濡れると体が冷えるので、あまり大きくなく深さもないものがお勧めです。
またフクロモモンガにひっくりかえされないように重さのある食器を選びましょう。しっかり洗えるものが良いので、重さのある陶器やガラス製の小皿や薬味入れなどがお勧めです。
水入れを床などに設置すると排泄物やゴミが入って不衛生なので、給水ボトルを使うのがお勧めです。小動物用の給水ボトルを設置して、水は必ず毎日換えます。
フクロモモンガの性格と慣らし方
フクロモモンガは基本的に臆病な生き物です。人間にとってはなんてことない物音にもびっくりしてパニックになってしまうことがありますので、静かな環境で飼育しましょう。
フクロモモンガは見た目が愛くるしく、ペットとしても人気がありますが、必ず懐くとは限りません
ゆっくりと慣らしていけば、甘えてくるくらい懐くこともありますが、性別によっても懐きやすさに差があると言われています。一般的にメスの方が警戒心が強いので懐くまで時間が掛かるようです。
フクロモモンガに懐いて欲しかったら、接し方に気を付けましょう
臆病な生き物なので、警戒心が強いうちはいきなり触ったりしない方が良いです。初めはそっと様子を見るだけにして、環境に慣らします。手を出しても怯えたりしなくなったら、手で餌を与えたり撫でたりして少しずつ段階を踏んで接触するようにしましょう。
飼い主のにおいを覚えた方が懐きやすくなるので、飼い主のにおいがする布などをケージの中に入れてにおいを覚えてもらいましょう。フクロモモンガは袋型の寝床などを好むため、ポケット型のポシェットなどを用意して、その中に入れて一緒に過ごしても飼い主のにおいを覚えてくれやすくなります。