雷が落ちた場所が近い！雷の距離を知る方法と雷から身を守る方法

雷が近い場所に落ちたとき、その音や衝撃にびっくりしてしまいますよね。自分のいる位置から雷までの距離がどのくらいなのか知りたいと思う事もあります。

自分のいる場所から近い場所で雷が鳴っている時は、一体どんなことに気をつけて行動すれば良いのでしょうか。雷との距離を知る方法は？

そこで今回は、雷が鳴っている時の対処法と雷までの距離を知る方法についてお伝えします。

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雷が落ちた場所は近い？距離を確認する方法

雷が落ちた場所が近いかどうかは、光ってから、どの位後に音が聞こえるかによって分かります。

雷が光っても雷の音が聞こえなければ遠いところに落ちています。

雷が光って、しばらくしてから音が聞こえれば、時間が空いているほど遠いところで落ちています。

雷が光ってから音がすぐに聞こえた場合

近くに落ちていると言えます。

音が聞こえるのは、大体雷が落ちた所から１０キロメートル位のところまでです。

光ったのに音だけ聞こえない場合は、４０キロメートル以上離れているでしょう。

雷が落ちた距離の計算式

雷が落ちた地点までの距離（メートル）＝３４０（メートル／秒）×雷が光って、音がするまでの時間（秒）

なので、雷が光り、その１０秒後に音が聞こえたなら、３４００メートル先で落ちたという事です。

雷が光って３秒以内に音が聞こえたなら、１キロ以内に落ちています。

近い場所に雷が落ちた！野外で身を守る方法

建物などの避難場所がない野外にいる時に、雷から守るための対処方法を覚えておきましょう。

雷が近いけれど避難場所がない場合

• 木や電柱などの高いものから、４メートル以上近づかない
• 数人いる時はお互いに離れるようにする
• 荷物などがあれば全部地面に置く
• しゃがんで頭を下げる。両手で耳を防ぐ

雷は、高い所、突き出ている所、細い所に落ちやすいです。

傘をさしたり、釣竿やゴルフクラブも危険ですので、地面に横にしておきましょう。クレーンやポールなども気をつけます。

また、手を上に伸ばしたり、地面に手をつけたり、自分自身が横になるような事はしないようにします。

金属に落ちやすいとか、ゴムは雷を通さないとも言われていますが、雷が落ちる確立には変わらないそうです。

雷雲があったり、ゴロゴロと音が聞こえたりしたら、すぐに身を守れるようにしましょう。

家に近い場所に雷が落ちた！家でできる対処法は？

家の中にいても注意が必要な事がいくつかあります。

もしも雷の音が聞こえたり、雷雲があったりしたら対策をしておきましょう。

家の中など屋内にいる場合に雷が落ちた場合

• 壁から１メートル以内に近づかないようにする
• お風呂や料理など、水を使用していたら一旦中止し、お風呂場やキッチンなどの水回りに近づかない
• パソコンなど、精密機器の電源を切って、コンセントを外す
• 外に出ない

前もって家の中を雷から守るためにできる対策

避雷器

雷によって、コンセントをしていた家電製品が使用できなくなる事があります。

そのような時には、家電製品に雷の高圧電流が流れてしまうのを押さえて和らげる事ができます。

コンセントに内臓されている電源タップなど市販されていますので、周りに建物が少なければ特におすすめします。

車に雷は落ちる？車と雷の疑問

車にも雷が落ちる事はあります。

もしも雷が車に落ちたら、ボディなど金属でできている部分を通って流れていきます。そしてタイヤに通っていき、タイヤから地面に流れていきます。

万が一、人が車に乗っている時に、車に雷が落ちたとしても、特には人に影響はないそうです。

なので、車の中にいる時に雷が鳴ったからといって慌てて外に出てしまうよりも、車の中にいた方が安心です。

車と、車の近くに人が立っていれば、人の方に雷は落ちやすいです。窓をしっかりと閉めて、ガラスに近づかないようにしましょう。

サンルーフがついていたとしても、しっかりと閉めてガラスに近づかないようにする事が大切です。

もしも野外にいて、安全な建物など避難場がなければ、車があれば車の中に避難しましょう。

雷の正体は何？雷を知って対策を

雷のしくみ

雷は、とても大きな静電気でできています。

雲の中で、空気が上に上がったり、下に下がったりしています。その繰り返しの中で、プラスとマイナスの電気が擦れあって、静電気ができて、雷となります。

雲の中で出来た雷は、マイナスの電気でとても大きくなる事があります。そのマイナスの電気が、地上のプラスの電気に向かって落ちてきます。

その時によって、数万ボルトだったり、数億ボルトになる事もあります。

雷の音の原因

雷の音が出るのは、雷が落ちる通り道の空気が熱くなり、膨張するためです。

基本は、空気は電気を通さないとされていますが、雷が大きくエネルギーが強ければ、空気も引き裂いて落ちていきます。

空気の温度を、雷が大体３万度ほどに熱くして、圧力を加えて膨張します。その衝撃が空気を振動させて雷の音となります。

比較的、近くの雷の音は、「バリバリ」「バーン」という音で、遠くだと「ゴロゴロ」と聞こえます。