【お茶の作法】飲み方や茶菓子の食べ方と知っておきたいマナー
2018/11/08
お茶の作法にはお茶の飲み方だけではなく、茶菓子の正しい食べ方や茶席での作法やマナーに気をつけなくてはなりません。
お茶を差し上げる側もいただく側も気持ちよく過ごせるように努めることが、最も大切な作法になります。
そこで、茶席で気をつけたいお茶の飲み方や茶菓子の食べ方と知っておきたいマナーなどについてご紹介致します。
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この記事の目次
お茶の飲み方はどうするの?まずは作法の心得を
茶道はマナーに厳しく作法が一番、と誰しも思うはず。
お茶碗を何回まわすだとか、一度に飲み干してはいけないとか、飲み口をキレイにしなくてはいけないとか。
決まり事がとにかくたくさんあるイメージがありますが、一番大切なのはそんなことではありません。
最も大切な作法。
それが、お茶を差し上げる側、そして頂く側双方が気持ちよく過ごせることができるかどうかなのです。
お茶をいただく側は、お茶を起ててくれる方々への配慮が最も大切だと言えます。
お茶をいただく時は、指輪や時計といった装飾品は外しましょう。
それは、貴金属によってお茶碗を傷つけてしまったり、あるいはお茶碗に引っかかって倒してしまう可能性があるからです。
長いスカーフなども外すべきでしょう。
また、受け答えに関していえば、「ありがとうございます」「お先に」といった一声も忘れに行いましょう。
お茶を点ててくれた人が目の前にいる場合は「お点前頂戴いたします」といった言葉も必要です。
帰る時も「ありがとうございました」とお礼を述べましょう。
無言で立ち去ると、「気に入らなかったのかな」と心配させてしまいます。
お互い気持ちよく過ごせるよう、最後まで気を抜かないことが大切です。
お茶の飲み方の前に茶菓子の食べ方や作法
お茶を飲む前に茶菓子を出されますが、その食べ方も注意が必要です。
まず茶菓子の役割についてですが、茶菓子はお茶をより美味しく味わうために出されるものなので、飲む前に食べるのがマナーです。
茶菓子にも種類があり、餅菓子や饅頭といった生菓子、そしてせんべいや白砂糖とあめを煮つめて棒状にした有平糖といった乾いたお菓子があります。
濃茶の場合は生菓子といった主菓子、薄茶の場合は乾いたお菓子である干菓子が出されます。
「お菓子をどうぞ」と出されたら、まず「ありがとうございます」といってお辞儀をしてから手をつけます。
隣の人より先に茶菓子をいただく場合は、「お先に」と挨拶をしてからいただくのがマナーとなっています。
茶菓子が大きい場合は、かじりつくのはマナー違反。
爪楊枝のような物が出されますので、それで切り分けて一口サイズにしてから食べるようにしましょう。
お茶の正しい飲み方や作法とは
自分の前に薄茶が置かれた場合、亭主を補佐して茶事を手伝う役である半東に対してお辞儀をします。
自分と次の客との間に茶碗を置き、「お先に」といってお辞儀をします。
自分の正面に茶碗を置いてから亭主と半東に対し「お点前頂戴致します」と告げてお辞儀をし、お茶を飲んでいきます。
お茶を飲む時に悩む回し方ですが、右手で茶碗と取ったら左手に移します。
そして時計回りに2回左手の上でお茶碗を回します。
3、4口ほどで飲みきるようにし、最後は「吸いきり」いう作法を行います。
わざとずずっと音を立てて飲み終わりましたよということを知らせるのです。
お茶を飲みきったら畳に置き、飲み口を指先で拭ってキレイにし、拭った指先を懐紙を使って拭き取ればOKです。
最初に飲み口をずらすために2回時計回りに回したので、また正面にもどすために今度は逆周りに左手で2回回します。
回し終わったら畳のヘリ中、自分の正面に茶碗を置いて終了です。
茶席ではお道具の拝見も作法になる
よくお茶は「一期一会」だと言います。
この言葉は、一生に一度だけの機会、あるいは生涯に一度限りであることを意味するのですが、お茶の世界では、今この時間、この時を一緒に過ごしているのは二度とおなじことはなく、かけがいのない時間だと捉えています。
よって、このかけがいのない時に「時間」を気にする行為は失礼である、とも言われているため、お茶の席では時計を外すのがマナーとされています。
お茶を点てているこの時を大切に、時を忘れて和敬清寂の精神を感じてほしいのです。
お茶の教室に通っている生徒の方たちは、「清々しい気持ちになる」と口々に言います。窯から出る蒸気の音を感じ、香りを楽しみ、そしてお茶菓子とお茶を味わう。
五感が働き、そして身が引き締まるのも納得です。
茶席では、道具を眺めるのも作法の一つとされています。
亭主は四季に合わせて道具を用意します。
「しつらえ」というものですが、正式の茶席では、客の代表が亭主の思いをくみ、しつらえの意味などを尋ねるのです。
ここで季節感を大切にしたおもてなしの心も楽しむというわけです。
知っておきたい!茶道の基本道具について
- 扇子
茶道での扇子は扇ぐものではありません。
境界線を作るための道具として使い、扇子は閉じたまま使用しますが、この扇子の使い方で謙虚さを表すことができます。 - 帛紗
「ふくさ」と呼ばれるもので、お点前をする時に茶器を清めたり、熱い釜の蓋を触る時などに使われる道具です。 - 古帛紗
お茶を運ぶ時、あるいは道具を拝見するときに使います。 - 懐紙
お菓子を取り分ける時に使う「かいし」と呼ばれるものです。
菓子切りとも言われますが、すぐに取り出せるように準備しておくといいでしょう。 - 茶碗
薄茶用、濃茶用と分けられます。 - 茶杓
薄器や茶入れからすくうために使われるもので、竹製が一般的です。茶具の中でも大切に扱われる道具であり、茶人自身で茶杓を削るくらいだそうです。 - 茶筅
茶碗に入れた抹茶をシャカシャカかきまぜる道具です。これも竹製が一般的ですが、流派によっても違いがあるようです。
最低限、茶碗、茶筅、茶杓、抹茶が揃えばお茶はできるでしょう。
これから茶道を習う方にとっては初めて聞く名前ばかりだと思います。
他にも、水次や柄杓、建水など道具は色々ありますが、まずは雰囲気になれ、お茶を楽しむことから初めてはいかがでしょうか。