【うさぎの飼い方】抱っこを嫌がるうさぎの上手なしつけ方法

うさぎをペットして迎えたけど、なかなか抱っこをさせてくれないとか、抱っこを嫌がるといううさぎは多いものです。
せっかくペットとして家族の一員になったのですから、飼い主としてはもっと遊んだり、抱っこしてふれあったりしたいものですよね。

また、爪切りなどの日常のお世話や、体調が悪くなって動物病院に行かなければいけない場合にも、抱っこの練習は必要です。
抱っこを嫌がるうさぎのしつけ方法についてご紹介します。

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うさぎが抱っこを嫌がる理由…野生にはない習性だから

うさぎを抱っこしようと思ったら、逃げられたり暴れられたりして嫌がられたことはありませんか？

うさぎが抱っこを嫌がる理由は「野生のうさぎにはない習性」だからなのです。

野生の頃の習性から、うさぎは抱きかかえられることによって「敵に捕まる＝死」というイメージを持っているため、抱っこを嫌がるのです。

そういったイメージを持っているうさぎを無理に抱っこしようとしても難しいと思いますので、まずはうさぎに「抱っこされても危険はない」ということを認識してもらう必要があります。

うさぎは、飼い主さんにはそのつもりが無くても、抱っこの仕方によって危険と感じてしまうことがあります。

また、危険と感じているのに抱っこをすると、うさぎが暴れてしまい怪我に繋がってしまう可能性もあります。

うさぎが嫌がるＮＧな抱っこの仕方

• 耳を持って抱っこする。
• 無理やり抱っこする。
• 立ったまま抱っこする。
• テレビを見ながらなど、他のことに集中しながら抱っこする。

抱っこを嫌がるうさぎにまずは抱き上げ

うさぎが抱っこを嫌がるのであれば、まずは、「抱き上げる」という行為を問題なくできるようにすることが大切なポイントです。

そこで、うさぎを抱き上げる手順とポイントをご紹介します。

抱っこを嫌がるうさぎを抱き上げる手順

1. まずはうさぎの動きを止めます。
2. うさぎの動きが落ち着いたらお腹に手を入れます。
3. 両手で優しく、逃げられない程度の力で抱き上げます。

嫌がるうさぎを抱き上げる際のポイント

• うさぎと飼い主さんの向いている方向が同じになるようにしましょう。
• お腹を持つ際は、前側のお腹を意識しましょう。
  お腹の持つ位置によっては、バランスが崩れることがありますので、前側のお腹を意識すると良いでしょう。
• あまり強い力で抱き上げてしまうと、抱き上げられることも嫌がってしまう可能性がありますので、力加減には注意するようにしましょう。

また、うさぎはとても縄張り意識の強い動物のため、うさぎの縄張り以外の場所で抱っこを試すのも、うさぎを上手く抱き上げるのに効果的です。

抱っこを嫌がるうさぎには優しく声を掛けながら

抱っこを嫌がるうさぎには、飼い主さんが優しく声を掛けながら抱っこすることも大切です。

嫌がるうさぎを抱っこする方法

1. うさぎの名前を呼び、安心させてあげましょう。「○○大丈夫だよ～」などうさぎが怖がることのないようにすることが大切です。
   また、頭や体を撫でられるのが好きな子である場合は、撫でてあげながら安心させてあげましょう。
2. 利き手に合わせて抱っこするようにしましょう。右利きの場合　左手でうさぎのお腹を持ち右手はお尻に添えます。
   左利きの場合　右手でうさぎのお腹を持ち左手はお尻に添えます。この際、お腹を持つときにうさぎの手も合わせて持ち、暴れないようにしましょう。
3. 飼い主さんのお腹にうさぎがくっつくようにします。こうすることで、うさぎは不安に感じることがありません。
   グラグラと体勢が安定しないことは、うさぎが不安を感じる原因となりますので、安定させてあげるようにしましょう。
4. うさぎを下ろすときは、ゆっくりと下ろし、足から床に着くようにしましょう。

うさぎの抱っこのしつけの仕方

うさぎに抱っこをしつける方法をご紹介します。

１つ目は「餌やおやつなどの食べ物で釣る」ことです。

抱っこが上手くできたときに、おやつなどで存分に褒めてあげましょう。
うさぎに、抱っこされるとご褒美が貰えると認識させることが大切です。

２つ目は「短期間でしつける」ことです。

上記でもご説明したように、うさぎは野生の頃の習性から抱っこを恐怖に感じています。そのため、うさぎが抱っこを嫌がらなくなるまでは、数秒程度で離してあげるようにしましょう。

あまり長い時間無理やり抱っこを続けると、飼い主さんのことを嫌いになってしまう可能性が高いでしょう。

３つ目は「目隠しする」ことです。

抱っこ中に暴れてしまう場合には、目を手で覆ってあげましょう。
うさぎは視界が暗くなると落ち着く習性があるため、暴れた際には効果的です。

うさぎにとって抱っこは、獲物に捕獲される感覚と同じで、恐怖を感じていることを理解してあげましょう。
中には、抱っこが好きなうさぎも居るかもしれませんが、ほとんどのうさぎは抱っこを嫌います。

うさぎとの信頼関係をしっかりと築くことが、抱っこを成功させる近道です。

うさぎを触ろうとしても逃げる場合、それを楽しんでいることも

うさぎを触ろうとしたら、サッと逃げられてしまったことありませんか？

それは、飼い主さんのことを嫌っているわけではなく、うさぎが飼い主さんと遊んでいると思っている可能性があります。

触られるのは嫌じゃないのに、飼い主さんが「触らせて～」と追いかけてくるのを面白がっているために、触らせてくれないのかもしれません。

また、うさぎはそれを追いかけっことして感じて遊んでいるのかもしれません。

うさぎは、本気で飼い主さんのことを嫌っているのであれば近寄りもしません。

近寄りもしてこない場合には、嫌われている可能性も考えられますが、触らせてくれないだけなのであれば、触られるのが苦手と感じているのかもしれませんね。

また、うさぎの種類によっては、飼い主さんの元に積極的に近寄ってきたりして人懐っこいくせに、抱っこや触られることに対しては嫌がる警戒心が強い種類のうさぎも居ます。

そのため、抱っこをさせてくれなかったり、触らせてくれないからといって、嫌われているとあまり深く考えないほうが良いでしょう。