スタッドレスタイヤは凍結路面に効果的だが運転にはコツがある

雪道の運転で欠かせないのがスタッドレスタイヤですが、もちろん凍結路面にたいしてもその効果が発揮されます。

ただ、スタッドレスタイヤを過信して運転をしてしまうと、凍結路面で滑って事故を起こしてしまうこともあります。

スタッドレスタイヤでも滑るときは滑るのです。古いスタッドレスタイヤも危険です。

凍結路面での運転のコツもあるので参考にしてください。

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凍結路面に効果があるスタッドレスタイヤでも滑るときは滑ります！

スタッドレスタイヤを履いていても、路面で滑り回転してしまうことがあります。運転に慣れていない人はこのことに注意しながら走るようにしましょう。

凍結している路面を走行する場合は、ブレーキを出来るだけ踏まないようにしましょう。ブレーキを踏んでしまうとタイヤがとても滑りやすくなるので車が回転してしまいます。凍結路面を走行する時は、ブレーキをかけなくても止まれるくらいの徐行運転をしましょう。

もちろん他の車の走行の波になることも必要ですが、自分の力を過信してスピードを出してしまうと、事故に繋がる場合もあるので用心することに越したことはありません。

路面凍結は、地域によって異なりますが、夕方から明け方に冷え込む時にどんどん凍ります。日中はある程度車の通りがある道路では、気温や車の走行によって道路が凍りにくい状態ですが、夜は車の通りも少なくなり、気温も下がるのでどんどん凍るのです。

明け方に車の運転をする人は十分に注意する、スタッドレスタイヤを装着していても不安な人は公共交通機関を利用する方法を考えましょう。

子供を乗せて走る場合は、路面凍結しない時間帯を選んで運転するなど工夫をしましょう。

凍結路面で効果があるのはスタッドレス？それともタイヤチェーン？

アイスバーンにはスタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤには特殊配合ゴムが使われています。気温が低い時でもしなやかさを失わない性質を持っています。

スタッドレスタイヤについている深い溝は雪を踏み固め、大きなブロックの角で雪をしっかりかき出す役割を果たし路面との抵抗力を高くします。タイヤが路面と接触する部分には無数の切り込みがあります。

スタッドレスタイヤを装着することで、路面でのスリップを押さえることが出来ます。スピードの出しすぎ、減速などを意識して安全運転をするようにしましょう。

チェーンは装着が大変？

装着の手間がかかりますが、太いチェーンで積もった雪道を走行することが出来ます。スタッドレスタイヤでは進みにくい雪道でも走ることが出来ます。しかし積雪路面以外では路面へダメージがあり、走行性も悪くなります。しっかり装着しないとスピードが出ると遠心力で膨らむので車体に接触してしまうこともあります。取扱説明書をきちんと読んでつけるようにしましょう。

使い古したスタッドレスタイヤは凍結路面での効果はゼロ？

数年に１度局地的に大雪が降ることもあります。シーズンごとに必ず雪の降る地域の場合タイヤの準備をしていると思いますが、雪の降らない地域に住んでいる使用者にとってはもしもの降雪、凍結のためにスタッドレスタイヤを準備している人は稀ですよね。住んでいる地域によっては、冬タイヤに対する考え方に違いがあります。

安全にかかわることだとわかっていても、支払いの金額などを考えると買い替えを先延ばしにしてしまう使用者も多くいるはずです。僕は「命を預けるのがタイヤ」だと考えているのでとても大切なものと捉えています。そのような意味もありスタッドレスタイヤに求めるのはトレッド面の柔らかさです。ゴム製品のタイヤは時間が経過すると硬くなってしまいます。製造された時から劣化がはじまっているのです。目視でわかる摩擦とは違い、ゴム性能劣化は見ただけでは判断がしにくいのです。

いつ買い替えるかが重要になります。使用頻度や保管状況にもよりますが、僕の買い替え目安は３～４年と考えています。タイヤメーカー各社が主力商品を刷新する時期とも重なります。

凍結路面に効果を発揮するスタッドレスタイヤ、装着するときの注意点は？

スタッドレスタイヤは必ず４輪セットでつける

スタッドレスタイヤはシーズン前に一度履き替えると手間がかからず安心できます。スタッドレスタイヤに履き替える時も注意するべき点がいくつかあります。

• 必ず４本セットでつける
  前輪２本だけ履き替えるという考えは危険です。前輪だけスタッドレスタイヤにした場合は、前、降臨のグリップの差で、ブレーキを掛けた時に後輪だけが滑ってしまいます。必ず４本セットでスタッドレスタイヤを装着しましょう。
• 履き替える前にすり減り具合を見る
  スタッドレスタイヤの使用限界は、表面の溝の深さが新品の５０％以下まで減った時。装着する前にすり減り具合を確認しましょう。一緒に空気圧の確認もするとこをオススメします。

スタッドレスタイヤで凍結路面を走行するコツ

• 急のつく操作厳禁
  凍結、積雪の道路では、いつもの運転と違いタイヤのグリップ力が落ちます。急ハンドルはスピン、急ブレーキはスリップ、急加速はホイールスピンの原因になります。
• 路面の変化
  冬の路面は著しく変化します。カーブの手前では乾燥していても、出口では凍結していることもありますのでスピードの出しすぎには注意しましょう。
• 発進はゆっくり
  雪道の場合ゆっくりと発進するように心がけましょう。
• カーブへの進入
  カーブの途中でのブレーキはスピンの元です。カーブ進入の時は、十分スピードを落としてから入りましょう。カーブ出口で加速すると駆動輪が空転する場合もあるので、凍結路面ではゆっくり入り、ゆっくり出るように心がけましょう。