Gペンと丸ペンの違いを知って上手に使い分けよう!
2018/09/26
漫画家というとインクにペン!というイメージがありますが、実はあのペンにもいろいろな種類があります。
主に使われるのはGペンと丸ペン。どちらもインクを付けて描く「つけペン」ですが、その描き味や、描く線には違いがあり使い分けると表現の幅が広がります。
最近はデジタルに押され気味ですが、多くの漫画家やイラストレーターが愛用するつけペンの種類について見ていきましょう。
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この記事の目次
漫画家が使うGペンと丸ペンの違いはどんなところ?
インクを付けながら書く「つけペン」のペン先には、丸ペン・Gペン・スクールペンといった種類があります。
現在は、主に漫画を描くためのペンとして使われるので、画材店や文房具店のコミック用品コーナーなどに置かれています。
ペン先は、その種類によって描かれる線に特徴があり、使い分けることができます。
- 丸ペン
より細い線を書くことができ、細かな描写に適しています。力を加えることで、ある程度強弱のある線も書けます。
- Gペン
丸ペンよりも太い線を書くことができ、強弱の強いメリハリのある線が書けます。漫画では、人物の輪郭などの「主線」を描くのに適しています。
もちろん、両方を必ず使うという決まりはありませんので、自分にあったペンを使うことが一番です。
ただ、どちらも使い慣れないと思い通りの線を書くのが難しいため、初心者は練習が必要になります。
Gペンは力強い、丸ペンは繊細な線が描けるという違い
ペン先にはインクを引き込むための割れ目がありますが、Gペンは両サイドにも切れ込みがあり、ペン先が柔らかくしなります。
そのため強い力で書くとペン先が開き、太い線になるのです。線が均一ではなく抑揚が生まれるため、立体感のある線になります。
この線の強弱や抑揚は、均一な線よりも描き手の個性が現れます。
漫画の絵をいろいろ見比べてみると、漫画家によって線の表現がずいぶん違うことに気づくでしょう。
他のペンでもある程度の強弱を表現できますが、Gペンはより躍動的な線を描けるといえます。
丸ペンは非常に細い線が描けるので、背景や小物、バックの効果の表現を描くのに使うことが多いです。
つけペンは描くうちに先が磨耗して線が太くなりますので、ある程度使ったら交換する必要があります。
また、Gペンよりも丸ペンのほうが耐久性があると感じられるようです。
Gペンの使い方。基本的には丸ペンも違いはない
新しいペン先には、薄く油が塗られています。そのままだとインクを弾いてしまうので、ティッシュペーパーなどで軽く拭いてから使いましょう。
ライターの火でさっとあぶってから使うという人も多いのですが、加減を間違えるとペン先を傷めてしまいますので、あまりおすすめできません。
ペン先は、専用のペン軸に挿し込んで使います。ぐらつかないように、奥までしっかりと挿し込みましょう。
ペン先にはカーブがありますので、カーブの山を上にして使います。
ペン先に付けるインクの量は、多すぎると滴ってボタ落ちしますし、少なすぎるとすぐにインクが切れてかすれてしまいます。
ペン軸に刺さっている根元からペン先までを10等分したときに、先から3~4分目程度までを目安にインクを付けて描きます。
インクを付けすぎた場合は、インク瓶のフチで余分なインクを落としてティッシュで軽く拭きます。
鉛筆と同じように持って、手先だけでなく肩から手を動かすイメージで線を引いてみましょう。
ペン先は描きやすい方向があるので、確度によって描きにくいと感じたら紙を回して書くようにします。
Gペン、丸ペン以外にも付けペンの種類がある
Gペンは腰が柔らかく、強弱のある線が描け、丸ペンは細い線を描くのに適している…と説明してきました。
ここでのペン先の特徴についても簡単に説明していきましょう。
- スクールペン
Gペンから両サイドの切り込みをなくしたようなストレートな形状をしています。
腰が硬く、均一な線が描けるので漫画の背景や、セリフを入れるフキダシを描くのに使われることがあります。
少女漫画作家などが使うこともあるようですが、あまり使われていない印象です。
- カブラペン
サジペン・玉ペンなどと呼ばれることもあります。
Gペンよりは硬く、スクールペンよりは柔らかいタッチです。強弱は付けられますが、あまりメリハリのある線にはなりません。
- 日本字ペン
ペン先が反った特殊な形状をしています。
Gペンと丸ペンの特徴を足して割ったような書き味で、キャラクターや背景などオールマイティーに使えます。
Gペン、丸ペンの違い意外に素材による微妙な違いも
ペン先は、形状の種類の他に素材にも「クロム」と「ニューム」があります。
実際に使ってみても、すぐに違いを実感できる人はほとんどいないと思いますが、使い続けていると微妙な違いを感じます。
ニュームの方が使いはじめは細い線が描ける半面、紙の繊維に引っかかるような感じがあります。
クロムよりもニュームのほうが、加工が薄いせいではないかと思います。
ニュームはクロムよりも柔らかいため、すぐに先が太くなり、溝が広がってしまうようです。
感覚的には、新品のニュームは「キシキシ」とした感触があり、だんだん「サリサリ」とした感じになります。
クロムは、最初は「ガリガリ」と引っかかる感じがあるものの、使っていると「スルスル」と滑らかになります。
また、ニュームは表面の仕上げがマットなため、使用後にふき取ってもインクが残ってしまいます。