片栗粉のとろみが冷めると無くなってしまう原因と対策!
2018/09/26
水溶き片栗粉でとろみを付ける料理がありますが、時間が経って冷めるとなぜかシャバシャバになって水っぽくなってしまいます。
片栗粉のとろみが冷めるとなくなってしまうのはなぜなのでしょうか。とろみが復活することは?失敗しないためにはどうすればいいのでしょうか。
片栗粉のとろみが冷めると無くなってしまう原因と対策についてご説明します。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
公園のトイレは怖いこともあるので防犯対策をしっかりしましょう
公園のトイレは苦手、怖いという子どもは多いと思います。なぜ、...
-
顔が違う?写真の自分と鏡の自分の顔が違う!鏡の方が美人な理由
写真に映った自分の顔と鏡に映った自分の顔が違う事に驚いた経験...
-
セキセイインコはおしゃべり上手だがメスは苦手?教えるコツとは
セキセイインコはおしゃべりをしますが、メスは苦手だと言われて...
-
猫の保健所への持ち込みを減らすメリットやあなたができること
猫が保健所に持ち込みをされるのは、飼い主が事情により飼うこと...
-
洗濯機の排水トラップの外し方と掃除方法!悪臭の元をさっぱり
洗濯機の排水トラップの掃除をしたことがありますか?洗濯機から...
-
猫の父親は子育てしない!母猫の役割や猫の子育て期間について
猫の父親は子育てには普通参加しません。猫の世界では、子育ては...
-
フクロモモンガのケージを自作する場合のポイントと注意点
フクロモモンガを飼育している方の多くは、ケージを自作していま...
-
卵を割るために握力な握力と簡単に割る方法を解説します
りんごを片手で割る映像を見ると、卵も握力があれば割ることがで...
-
畳のいろいろな素材と種類の特徴!素材の違いを比較
和室に必要な畳にはいろいろな素材の物があります。その種類は多...
-
ハンドメイドのオーダーメイド販売のやり方とポイント
ハンドメイドのオーダーメイド販売のやり方について迷ったことな...
-
大学の勉強は意味ないと悩んでいる人へ。大学で勉強する意味
「大学で勉強する意味ない」「もう大学を辞めたい」と悩んでいま...
-
人の名前が覚えられない!覚えられない理由と覚えるコツ
人の名前が覚えられないのはなぜでしょう。 大きく分けると理...
-
壁紙の修復方法!剥がれを自分で直す方法とキレイに仕上げるコツ
壁紙の剥がれは早めに対処するのがおすすめです。そのうち直そう...
-
季節のおもちゃで魚を製作!1歳児でも作れる魚アイデア集
雨の日などは外に出ることも敬遠しがち。でもお家のおもちゃで遊...
-
試験に合格する夢を見た時の夢占い!夢の内容で見る未来の暗示
試験に合格する夢を見た時、その夢にはどんな夢占いの意味がある...
-
女性のベスト着こなし術・おしゃれ上級者になれるベストのコーデ
ベストをファッションに取り入れて、おしゃれな着こなしがしたい...
-
猫の鳴き声『ニャー』ではなく『んーんー』この鳴き声の意味とは
猫の鳴き声といえば『ニャー』ですが、この『ニャー』は猫同士の...
-
ヒョウモントカゲモドキは脱皮した皮を食べる?脱皮について
ヒョウモントカゲモドキが脱皮の皮を食べるという話を聞いたこと...
-
音の振動を塩を使って調べる自由研究!実験の手順とまとめ方
自由研究で音と振動について実験をしてみたいという場合には塩を...
-
カクレクマノミがイソギンチャクに入らない。気長に待とう
カクレクマノミとイソギンチャクの戯れを見たい。なのに、カクレ...
スポンサーリンク
この記事の目次
片栗粉のとろみが冷めるとなくなってしまうのはなぜ?復活はしないの?
中華風の料理の「あん」のとろみをつけるために使うのが「片栗粉」です。
片栗粉というのは「でんぷん」のことで、市販されている多くはじゃがいものでんぷんになります。
もともとは「カタクリ」という植物の根からとれるでんぷんだったので「片栗粉」という名前ですが、現在はカタクリが減少して高価なこともあり、じゃがいものでんぷんが使われるようになりました。
とろみをつけるとき、この片栗粉に水を加えて、火にかけますよね?
すると、片栗粉が糊状になってとろみがつくのです。
では、冷めるととろみが無くなってしまうのはなぜでしょうか?
それは箸やスプーンからの唾液がとろみと混ざったからです。
唾液の中のアミラーゼという酵素がとろみを分解してしまうので、とろみがなくなり水っぽくなってしまいます。
分解されてしまったので、とろみは復活しません。
また、時間がたつにつれて具材から水分が出てしまって、とろみが薄くなってしまうのも原因の一つです。
冷めるとなくなる片栗粉のとろみ。失敗しないためには?
片栗粉でとろみをつけるには、まず水溶き片栗粉を作ります。
なれないうちは片栗粉より水を多めにすると良いでしょう。
そして、一番のポイントは、料理の餡となる具材と汁に火を通した後、一度火を止めることです。
片栗粉は61~66℃以上の温度で固まりだします。
その為、火にかけたままだと、水溶き片栗粉を入れたそばから固まってしまい、ムラが出来てしまいます。
その為、必ず火は止めましょう。
そして水溶き片栗粉を流しいれる時には、混ぜながらすばやく入れることです。
片栗粉はすぐに水と分離して、そこに沈んでしまいます。
ひどい時には、片栗粉の塊がゼリーのようにコーティングされたりするのです。
なので、ムラにならないように混ぜながら入れましょう。
水溶き片栗粉を流しいれた後、火をつけます。
慣れていたら強くてもよいですが、意外に早く固まりだすので、中火程度で絶えず混ぜながら加熱します。
少し長めに加熱すると、でんぷんからとろみ成分が沢山出てきて、なめらかになります。
冷めると片栗粉のとろみがなくなるのは加熱が弱いから!
冷めると片栗粉のとろみがなくなる理由には水分があげられます。
水溶き片栗粉を入れて、強火で混ぜるとすぐにとろみがつき始めるので、ココで終了しています人が結構います。
ですが、それではまだ加熱が不十分なのです。
まだとろみになりきってない片栗粉は、冷めると同時に糊化が弱くなって、水っぽくなってしまうのです。
片栗粉のでんぷんは水が混ざり、熱が加わることによって糊化していきます。
それがとろみの正体なのです。
でんぷんを糊化させる為に1分は最低でも加熱しましょう。
餡にしたい具材と汁に火を通してから、火を止めます。
そして、水溶き片栗粉と流しいれます。
再び火をつけ、混ぜていると沸々としてきます。
ここでとろみがついたと火からおろしてしまいがちですが、ここからさらに1分加熱しましょう。
流しいれた片栗粉が全てしっかりと糊化されてゆきます。
餡もしっかり加熱することにより、なめらかな仕上がりになります。
片栗粉がダマにならないとろみの付け方は?
片栗粉でとろみをつけるときに「ダマになる」とよく聞きます。
それは、しっかりと混ざっていないのが原因です。
混ぜポイントは2つです。
まず、水溶き片栗粉を流しいれる時に、水溶き片栗粉を混ぜながら流しいれましょう。
片栗粉は水に混ぜてもすぐに分離してしまいます。
片栗粉が塊のまま入るとダマの原因になります。
そして、もう一つの混ぜポイントです。
いったん火を止めた汁に水溶き片栗粉を流し入れますが、この時再び火をつける前に、しっかり混ぜましょう。
火にかけてしまうと糊化が始まってしまいますので、その前に、餡にしたい汁と水溶き片栗粉をしっかりと混ぜます。
それから火をつけましょう。
もちろん火にかけている間も、しっかりと混ぜ続けてください。
後は滑らかになるまで、混ぜ続けるだけです。
片栗粉でとろみを付けるときの量に悩む!基本の割合は?
片栗粉でとろみをつけるとき、水溶き片栗粉を用意します。
しかし、この水溶き片栗粉の分量はどうしたらいいのか悩みませんか?
基本は片栗粉と水を1:1で混ぜます。
料理の始めの段階で、水溶きからくり粉を作っておくとスムーズに進められます。
ただし、この水溶き片栗粉はすぐに分離して、片栗粉がそこに沈んでしまうので、流しいれる時にはもう一度混ぜ合わせる必要があります。
また、足りなくて再び水溶き片栗粉を作っているうちに、どんどん糊化してムラになるということもあります。
なので、水溶き片栗粉は多めに用意しておくのが良いでしょう。
また、水の量が少ないほどすぐに固まってしまいますので、なれるまでは水の量を増やしても良いでしょう。
増やす場合は片栗粉と水を1:2くらいにすると良いです。
水溶き片栗粉を入れた後に、火にかけて滑らかになるまで混ぜ続けますが、水溶き片栗粉が緩いと、とろみがつくのに時間的に余裕があるのでしっかり混ぜる事が出来ます。
結果、ムラなく滑らかに仕上げる事が出来るでしょう。