美しくてかっこいい言葉。古来の日本語、大和言葉を知ろう
2018/08/20
近年見直す動きもあるものの、失われるつある言葉が古来の日本語である「大和言葉」です。
季節感や人への心遣いを細かく盛り込んだ繊細な言葉は、美しく優しい響きがあります。現代人が忘れかけている大和言葉のかっこよさを見直してみませんか?
ただし、かっこいいからといって多用すると違和感があったり鼻についたりしますので、あくまでも自然にさりげなく使うのが、かっこいい印象を与える秘訣です。
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この記事の目次
サラッと使うとかっこいい、日本語独自の美しさがある言葉
「大和言葉」をご存知ですか?
漢語や外来語が日本に入ってくるより、前から使われている言葉のことです。
風情があり、思いやりのある意味を持つ大和言葉は、皆さんが日常何気なく使っているものも沢山あります。
「下ごしらえ」や「海辺」、「日和」、「幸先」も実は大和言葉です。
難しそうに思われがちですが、実はそんなことはありません。
大和言葉を使うときには、ゆっくりと話す方が美しいです。
風情溢れる大和言葉ですので、せっかちにと早口で使うよりも、ゆっくりとしたスピードの方が響きも美しいですし、どんな言葉を選ぶか考える時間も生まれます。
ゆったりとした空気を作ることによって、落ち着きある印象も与える事が出来るでしょう。
日本語独自のかっこいい言葉でコミュニケーションも円滑に
大和言葉は日本独自の言葉です。
近年では日本独特の文化は海外の方にも、受け入れられている傾向があります。
同じように、大和言葉も皆に受け入れられて、後世に残っていくと良いなと思います。
大和言葉と聞くと敬遠されがちですが、日常生活で使えるかっこいい言葉がたくさんあります。
たとえば「このうえなく」です。
この言葉には、これより上がないという最上級の思いが込められています。
「すごい嬉しい」より「このうえなく嬉しい」の方が、より喜んでもらえた感じがしませんか?
「すごく」や「ものすごく」といった表現は良く耳にしますが、「このうえなく」と言い回しを替えただけで、印象ががらりと変わります。
同じく「すごく」や「ものすごく」と同じ意味で使う愛情表現にぴったりな言葉に「こよなく」があります。
「こよなく愛した」と言われたら、愛に深みを感じますよね。
相手に不快感を与えない言い回しも大和言葉にはあり、「妥協する=折り合う」「暇があれば=お手すきの時に」など、聞いたことがあるかと思います。
「恐れ入ります」や「不躾ではありますが」といった言葉もじつは大和言葉で、ビジネスシーンでは良く耳にします。
大和言葉にはコミュニケーションを円滑に進める力があるのです。
ビジネスで自然に使えるとかっこいい日本語。言葉のニュアンスの妙
大和言葉は相手を思いやる表現に富んだ言葉です。
その為、ビジネスシーンでは大活躍しています。
「折りいって」、「差し出がましい」、「お力添え」、「忍びない」はどれも大和言葉です。
ビジネスシーンでは上下関係があり、また会社同士付き合いなどもありますので、コミュニケーションは円滑に進めたいと誰もが思うことでしょう。
そんな時には大和言葉です。
目上の人に「手伝って!」とは言いにくいですが、「お力添え頂けないでしょうか?」なら言いやすいですよね?
相手の受ける印象もやわらかく、支援してあげる気になることでしょう。
ビジネスシーンでは直接会うのではなく、メールでやり取りする機会も多々あります。
メールは一見便利ですが、相手の顔が見えないために言葉にはとても気を遣わなくてはいけません。
お手を煩わせるようなお願いをする時には、直接あう事が出来たら頭を下げることができますが、メールではそうはいきません。
こちらの精一杯の態度を言葉で表現することになります。
そんなときはぜひ大和言葉を利用しましょう。
「無理を承知でお願いしたい」よりも「このようなお願いをするのは忍びないのですが」と表現すれば、遠慮がちな印象を文面から受け取ることができます。
日常でやメールで、かっこいい言葉をさりげなく使う
大和言葉には相手を思いやる表現が沢山あります。
最近では、メールやLINEなどが一般的となり、文字で気持ちのやり取りする機会が増えました。
大和言葉にはコミュニケーションを円滑に進める力があると思います。
相手を思いやる言葉は、受け取った人にやわらかい印象をあたえます。
「心待ち」や「思いのほか」「胸を打つ」「ご遠慮なく」「おもてなす」などは日常的にいつでも使えます。
「心ばかり」や「ほんのしるし」、「心づくし」、「ごゆるりと」なども大和言葉です
知らずに使っていた言葉もあるのではないでしょうか?
日本の感性溢れる情緒的な表現は、懐かしささえ覚えます。
大和言葉の持つ優雅さや豊かな表現力は、とても魅力あるものだと思います。
日本語の美しい言葉、失われつつある今だから見直そう
こんなに美しい大和言葉なのに、なぜ人々は口にしなくなってきたのか?
それは漢語の造語能力の高さにあります。
漢語は明治以降に多用されるようになりました。
「経済」「哲学」などのように漠然とした概念や新しい物事の表現に便利だったからです。
頭に「新」とつければ新しいもの、「再」なら繰り返しのものなど、一目見ただけで理解できる単語を作れたり、文字を重ねることで新しい造語が生み出しやすいという点も、多用された理由でしょう。
また、外来語も入ってきて、横文字のおしゃれな感じが好まれて、大和言葉はどんどん失われてゆきました。
漢語や外来語が並ぶ文章の中に、一つ大和言葉を入れてみませんか?
プライベートな場面でも、仕事の場面でも、文章の中に大和言葉を一つ挟むだけで、それがアクセントとなり聞き手の印象に残ることでしょう。